2019年02月19日

憲法1−2 基本的人権総論 2008年問3

次の文章は、参議院内閣委員会で食育基本法が議論された折のある議員の発言を要約したものである。この発言の趣旨と明確に対立する見解はどれか。

法案の十三条に国民の責務という条文があります。これについては、先ほどの議論の中で、努力規定という表現が提案者の方から聞かれましたけど、しかし国民の責務ときっちりうたっているわけでございます。
健全な食生活に努めるという責務、これをなぜ国民が負わなければならないのか。裏を返せば、不健康でも自己責任じゃないかという議論もあります。
自分が自分の健康を害することに対して何らかの制約を課す。つまり、自己加害の防止であり、パターナリスティックな制約と言います。自己加害に対して、国家が公権力として介入するのは原則として許されないわけです。
しかし、未成年者の人格的自立の助長や促進というものに関しては、限定的だけれども、このパターナリスティックな制約は、認められるであろうという議論もあります。
(参議院内閣委員会会議録平成17年5月19日)

1、文明社会の成員に対し、彼の意思に反し、正当に権力を行使しうるのは、他人に対する危害の防止を目的とする場合である。
2、日本国憲法によって、立つところの個人の尊重という思想は、相互の人格が尊重され、不当な干渉から自我が保護されることによってはじめて確実なものとなる。
3、人の人生設計全般にわたる包括的な自律権の立場から、人の生と死について、その時々の不可逆的な決定について、例外的に制約することは認められる。
4、その人間がどういう将来を選びたいか考えるよりも、その人間がどういう将来性を有しているかという観点を優先するのは、憲法の個人尊重原理の要請である。
5、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他国政の上で、最大の尊重を必要とする。

建太郎「ちょっと待てよ。これは国語の問題だろ?」
胡桃「だから言ったでしょ。行政書士試験の憲法は半分、国語みたいなものなのよ」
建太郎「しかも、何の話かさっぱり分からないし……」

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posted by 実務で学ぶ資格試験プロジェクトチーム at 08:31| 行政書士試験過去問

2019年02月18日

憲法1−1 憲法とは 2009年問3

次の文章のうち、そこで想定される「実質的意味の憲法」の理解の仕方が、憲法学における伝統的な分類に従えば、他と異なっているものはどれか。

1、権利の保障が確保されず、権力の分立が為されていない社会は、憲法を持っていると言えない。
2、固有の意味での憲法を論じるには、古代憲法、中世憲法、近代憲法、現代憲法の順で、社会の基本構造を歴史的に叙述する必要がある。
3、日本の憲法の歴史は、大日本国憲法につながる、西洋諸国に対する開国を出発点として、叙述されなくてはならない。
4、近代立憲主義が定着したフランス第三共和制においては、その体制の基本を定める法律を「憲法的」と形容して、憲法的法律と呼んでいた。
5、絶対君主制とは区別された意味での立憲君主制が、19世紀ヨーロッパの憲法体制では広く普及し、明治時代の日本もこれに倣った。

建太郎「むむっ……。いきなり難しくないか?」
胡桃「憲法の基本書ならばどれでも最初に書かれていることよ。ここ部分を理解していなければ、憲法の大切さが理解できたとは言えないわ」


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posted by 実務で学ぶ資格試験プロジェクトチーム at 19:45| 行政書士試験過去問

0057 建設業法の概要 1−57 建設工事の請負契約に関する紛争の処理


★今日の問題

問題:審査会は、あつせん又は調停による解決の見込みがないと認めるときは、職権によって、弁護士を含む委員による仲裁を行うことができる。


10秒で考えよう。よーいドン!

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒

10秒



★今日の答え

間違い。
仲裁は、当事者の申し立てがなければできないことになっている。条文を確認しておこう。


(仲裁の開始)
第二十五条の十八 審査会は、紛争が生じた場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、仲裁を行う。
一 当事者の双方から、審査会に対し仲裁の申請がなされたとき。
二 この法律による仲裁に付する旨の合意に基づき、当事者の一方から、審査会に対し仲裁の申請がなされたとき。

(仲裁)
第二十五条の十九 審査会による仲裁は、三人の仲裁委員がこれを行う。
2 仲裁委員は、委員又は特別委員のうちから当事者が合意によつて選定した者につき、審査会の会長が指名する。ただし、当事者の合意による選定がなされなかつたときは、委員又は特別委員のうちから審査会の会長が指名する。
3 仲裁委員のうち少なくとも一人は、弁護士法(昭和二十四年法律第二百五号)第二章の規定により、弁護士となる資格を有する者でなければならない。
4 審査会の行う仲裁については、この法律に別段の定めがある場合を除いて、仲裁委員を仲裁人とみなして、仲裁法(平成十五年法律第百三十八号)の規定を適用する。

posted by 実務で学ぶ資格試験プロジェクトチーム at 19:41| 建設業法問題

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 ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説シリーズに引き続き、宅本建太郎&桜咲胡桃のコンビが登場。
 建太郎は、司法書士の胡桃の指導を受けながら、行政法について学んでゆく。
 公務員試験や行政書士試験を目指すつもりのない建太郎。なぜ、行政法の勉強をやらされるのか疑問を抱くが、胡桃によると、行政法を勉強すれば、宅建士試験でも役立つのだとか……。

・主な登場人物

 宅本建太郎
 桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

 桜咲胡桃
 宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

 大滝 七夕
 新潟県村上市出身。『大滝七夕』は、ネット小説・著作限定のペンネームで本名や作家名ではない。
 法学部在学中から資格試験の勉強を始め、宅建、行政書士、司法書士の資格試験に独学で一発合格。大学卒業後は、都内の行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆。その後、某新人賞に応募して、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンス、ファンタジー、武侠小説などを執筆している。
 行政書士として開業しており、十数年以上にわたり、建設業、宅建業の後継者問題、事業承継を専門的に手掛けている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 判例六法ラノベ化プロジェクト
 小説を読む感覚で、隙間時間にすらすらと読めて、なおかつ、『ハイレベルな』教材を開発しようと集まったベテランの実務家(弁護士、司法書士、行政書士、宅建士等)と資格スクール講師の集団。日々、試行錯誤しながら、新しい教材を開発中!
posted by 実務で学ぶ資格試験プロジェクトチーム at 19:34| ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説シリーズ

2019年02月17日

0056 建設業法の概要 1−56 建設工事の請負契約に関する紛争の処理

★今日の問題

問題:建設工事の請負契約に関する紛争は、通常訴訟に持ち込むことができるが、審査会によるあつせん又は調停が実施されている場合は、受訴裁判所は、四月以内の期間を定めて訴訟手続を中止する旨の決定をすることができる。



10秒で考えよう。よーいドン!

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒

10秒



★今日の答え

正しい。
条文を確認しておこう。


(訴訟手続の中止)
第二十五条の十七 紛争について当事者間に訴訟が係属する場合において、次の各号のいずれかに掲げる事由があり、かつ、当事者の共同の申立てがあるときは、受訴裁判所は、四月以内の期間を定めて訴訟手続を中止する旨の決定をすることができる。
一 当該紛争について、当事者間において審査会によるあつせん又は調停が実施されていること。
二 前号に規定する場合のほか、当事者間に審査会によるあつせん又は調停によつて当該紛争の解決を図る旨の合意があること。
2 受訴裁判所は、いつでも前項の決定を取り消すことができる。
3 第一項の申立てを却下する決定及び前項の規定により第一項の決定を取り消す決定に対しては、不服を申し立てることができない。
posted by 実務で学ぶ資格試験プロジェクトチーム at 18:48| 建設業法問題